~煉瓦の橋脚、謎のカーブ、取り残された架線柱…古地図を使って電車道を探せ~
日本で初めて電車が走った街はどこか、
ご存知でしょうか?
実は、この京都なんです。
昭和53年に京都市電は廃止されましたが、
今も目を凝らせば、街の至るところに
その跡が輝いています。
初めて電車が走った通り。
道端に謎の石。
道幅が太くなったり、
細くなったり、なぜでしょう?
高倉跨線橋、通称「たかばし」。
謎のカーブの理由は?
今もひそかに残る、煉瓦の橋台。
京都のまちなかを縫うように走った、
日本初のチンチン電車。
古地図を駆使して、
京都電気鉄道を追いかけましょう!
廃線ウォッチャー。父親譲りの鉄道ファンで、実家の前を走っていた京都市電の音を子守唄に育つ。父の撮った古い鉄道写真をこつこつ整理しながら、暇を見つけては京都市電の廃線跡を歩き始め、これらをまとめたWebサイトを立ち上げた。環境プランナーでもあり、音楽と古き良き時代を愛するトライアスリートでもある、まさに「鉄」人。著書に『京都市電の廃線跡を探る』。